プルサーマル・MOX燃料疑惑

BNFL(関電)対ベルゴ社(東電)−抜取規格の完全比較(04/20up)

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BNFL−関電−が従った抜取規格

<規格>
・JISZ9015
・ロットの大きさ3201〜10000
・通常検査水準U(JISによれば他の指定がないときに使用)
・サンプル文字G
・AQL…1%

サンプルサイズと判定

ゆるい検査…サンプルサイズ 80 判定…3・4判定
なみ検査……サンプルサイズ200 判定…5・6判定
きつい検査…サンプルサイズ200 判定…3・4判定

切替基準
・検査の開始時点…検査の開始時点では「なみ検査」を実施する。
・「なみ検査」から「きつい検査」へ…連続5ロット以内で2ロットが不合格のとき
・「きつい検査」か「なみ検査」へ…連続5ロットが合格になったとき
・「なみ検査」から「ゆるい検査」へ…切替スコアが30以上他
・「ゆるい検査」から「なみ検査」へ…1ロットでも不合格

不合格ロットの扱い
・所管権限者の指定した方法で検査に再提出。なみ検査ときつい検査のどちらを使うかを決める。

<実際の適用>
●ロットの大きさ約3000
●「なみ検査」(200本を抜取り、5・6判定)から開始し、連続5ロット以内で2ロットが不合格のとき、「きつい検査」(200本を抜取り3・4判定)へ移行、連続5ロット合格で「なみ検査」に復帰。
●不合格ロットは、全数計測にかけた後再検査。再検査時は「きつい検査」(200本を抜取り、3・4判定)。
●「ゆるい検査」へは移行せず

(例)<関電の「最終報告書」中のデータから>

P771(3/4) P772(5/6) P773(5/6) P774(5/6) P775(3/4)
P776(3/4) P777(3/4) P778(3/4) P779(3/4) P780(5/6)

・P771(3/4)はロット番号P771が3・4判定であったことを示す。
・P771が3・4判定の「きつい検査」であったのは、P771が不合格再検査ロットであることを示す。
・同様にP775も不合格再検査ロット。この時点で、連続5ロット中2ロット以上の不合格なのでこれより先は「きつい検査」に切替え。
・P780で5・6判定の「なみ検査」復帰している。これはP775の再検査を含め、P779までの5ロットが「きつい検査」で連続5ロット合格したことを示す。

 

ベルゴ社−東電−が基づいた抜取規格

<規格>
・MIL‐STD‐105D
・ロットの大きさ3201〜10000
・通常検査水準T(判別力が小さくてもよい場合に使用)
・サンプル文字J
・AQL…0.15%

サンプルサイズと判定

ゆるい検査…サンプルサイズ32 判定…0・1判定
なみ検査……サンプルサイズ80 判定…0・1判定
きつい検査…サンプルサイズ125 判定…0・1判定

切替基準

・検査の開始時点…責任者がとくに他の指定をしない限り、検査はなみ検査から始める。
・「なみ検査」から「きつい検査」へ…連続5ロット以内で2ロットが不合格のとき
・「きつい検査」か「なみ検査」へ…連続5ロットが合格になったとき
・「なみ検査」から「ゆるい検査」へ…連続10ロットが合格になったとき
・「ゆるい検査」から「なみ検査」へ…1ロットでも不合格

不合格ロットの扱い

・不合格となったロットは、全数再点検または再試験を行い、かつ不良品は全部取り除くか、または欠点を全部修理した上でなければ、再検査のために再提出してはならない。なみ検査ときつい検査のどちらを使用するか等は責任者が決める。

<実際の適用>
●計測ロット(東電の場合はブレンダーに相当)の大きさは約7000
●始めから「ゆるい検査」。規格では、始めは通常「なみ検査」で連続10ロット(ブレンダー)の合格がたときにはじめて「ゆるい検査」に移行できる。規格よりも甘い基準。
●1ブレンダーから32個ではなく、「32個以上」の抜取り、最初の3ブレンダーは「80個以上」。ブレンダーごとに抜取り数はまちまちで、これも規格とは異なる。
●不合格ロットは、全数計測にかけた後再検査し、合格している。再検査時にどのような検査をしていたかは不明。「なみ検査」なら80個、「きつい検査」なら125個の抜取りのはず。
●柏崎用で不合格ブレンダーが発生。福島用は不合格なし。成績が優秀過ぎる。
●規格では、「ゆるい検査」を行っていて1つでも不合格ロットが出た場合、「なみ検査」(80個を抜いて0・1判定)へ切替えなければならない。その際には、少なくとも連続10ロット(ブレンダー)の合格がないと「ゆるい検査」に戻すことはできないのだが、柏崎用で不合格ブレンダーが出た際に、それを行っていない。これは明らかに規格違反。

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