プルサーマル・MOX燃料疑惑

みどりと反プルサーマル新潟県連絡会 結成集会決議(05/01up)

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県民のみなさまに呼びかけます

★ みどりと反プルサーマル新潟県連絡会 ★

      

東京電力は、来年の2月に柏崎・刈羽原発3号機にMOX燃料を装荷すると発表しました。さる2月にはベルギーにあるベルゴニユークリア社への調査報告書が公表され、通産省は原子炉の変更を認めました。いま、東京電力は燃料輸送の準備に入ろうとしています。

しかし、この調査報告書のなかには隠された多くの疑惑があります。そして、MOX燃料を使用するプルサーマル原子炉には、県民の生命と財産を脅かす危険な重大問題があります。さらに何よりも、東海村の臨界事故を経験したいま、なぜプルサーマル計画を柏崎・刈羽で行わなければならないのか、通産省や東京電力からは道理ある説明が何らされていません。

深まるMOX燃料の疑惑

 去る3月24日の東京電力との交渉で重大な事実が明らかになりました。柏崎・刈羽原発用燃料ペレットに品質基準に合わないものがあったのです。しかも、この不合格ペレットは再検査にかけられ合格していました。不合格品を再検査し合格とする、このトリックは再調査の信頼性を疑わせて余りあるものです。

また、ペレットの測定数があまりにも少ないこと(7000個のうち32個)、すべての検査記録があるにもかかわらず公表しないこと、品質規格に従っていない検査方法など、MOX燃料の疑惑は増すばかりです。

さらに安全上重大な問題は、燃料ペレットに含まれるプルトニウムの分布が明らかになっていないことです。この分布がかたよると、燃料の燃え方は異状をきたし、燃料の破壊をもたらす原因になります。柏崎・刈羽では36個の記録しかなく、これでは燃料ペレットが安全だとはとうていえません。

これまでの話し合いのなかで東京電力は、「企業秘密なのでベルゴ社は記録を公開しないと言っている」と他人事のような態度に終始し、説明責任を果たそうとしていません。通産省と東京電力はこれらの疑惑に答える責務があるはずです。

また、平山新潟県知事はプルサーマルについて「国と東京電力を信頼して計画を進める」と語りました。何よりも、県民のいのちとくらしに責任をもたなければならない立場からの発言とは思えません。本末転倒というべきです。MOX燃料の許認可権を持つ通産省と事業主体の東京電力に強く働きかけ、すべての情報を県民に公開させることがあるべき姿のはずです。

わたし達は、平山知事に対してMOX燃料疑惑が解けるまでプルサーマル計画を凍結するよう求めます。


プルサーマル計画と再処理の問題

MOX燃料は使用済みの核燃料を再処理し、プルトニウムを取り出すことから始まります。再処理工場のあるフランスのラ・アーグでは、放射性廃液の放出が核燃料サイクルのなかでも際立って多い点が指摘されています。ラ・アーグの放射能放出量は、平均的なフランスの軽水炉に比べても1000倍も多いといいます。また、イギリスの再処理工場では周辺住民に白血病の発生率が増えている事実が報告されています。

この事実は、日本でプルサーマル計画を実施するとフランス・イギリスで放射能被害を増やすことになることを意味します。負の連鎖は日本で断ち切らなければなりません。


新潟もプルサーマルはいらない!

プルサーマルの運転実績があるとされるヨーロッパでも、沸騰水型軽水炉の経験はほとんどありません。むしろ、プルトニウムの燃料利用からは撤退しています。それだけに、柏崎・刈羽のプルサーマル計画は世界的に見ても類例がないものです。通産省は核燃料サイクルの破綻を認めようとせず、失政の上塗りをまた重ねようとしています。

私達は県内で原発問題や食と環境、循環型社会をめざす人達があつまり、「みどりと反プルサーマル新潟県連絡会」を結成しました。原発は大量の放射性廃棄物とエネルギーの浪費を生み、大量生産・消費・破棄社会を温存します。この限界を強く感じるいま、私達は自身の暮らしを見つめなおすことから始め、全県的に結びつくことでプルサーマル計画を止める社会的な力になりたいと考えています。


県民のみなさまに呼びかけます。

ベルーギー市民はベルゴ社にすべての情報を公開するよう裁判を起こしました。福島県ではプルサーマル計画に対して県民投票で賛否を問うよう求めています。そして関西と福井の市民は高浜原発プルサーマル計画を頓挫まで追いつめました。

ベルギー・新潟・福島・福井、ともに手をたずさえプルサーマル計画を中止に追い込みましょう!

 

2000年4月29日

新潟もプルサーマルはいらない!講演会

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